「そっちの状態はどう?」
「はい特に変わりはありません」
「そう…よかった」
「お嬢様の方は、お体大丈夫ですか?」
「ええ、大丈夫よ」
「そうですか、顔色があまり優れないように見えたので」
「ありがとう。ちょっと寂しくなってるだけ」
「早く戻れるといいですね」
「そうね」
「その後、何か手がかりは見つかりましたか?」
「…」
「…そうですか」
「でも必ずお父様を探し出してみせるわ」
「あの、お嬢様…」
「ん?」
「一旦こちらに戻られてはいかがですか」
「どうして?」
「お疲れのご様子ですし私が代わりに外に出て…」
「だめよ。あなたがここからいなくなったら騒ぎになるわ」
「ですが、ほとんど休みなく動かれてますし、そろそろ海水を体に入れないと」
「…」
「本当にお嬢様の事が心配なんです。もしお嬢様の身に何かあったらと思うと…」
「ホオジロ…」