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コピペショート。


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同じクラスのトシオ君が裏山から生後数週間の野良犬を二匹拾って飼い始めました。僕もその時、一緒だったのですが、その犬は手のひらに乗るくらい小さくてすごくかわいかったんです。


トシオ君はその2匹をすごくかわいがりました。給食で出た牛乳を分け与えたり親に内緒で自分の布団にいれて寝かしつけたりと、学校以外はいつも一緒に過ごしていました。そんなか甲斐もありその二匹はすくすく成長していきました。


ある日の放課後。突然、トシオ君が僕のところへやってきました。「この前の犬、ちょっと見て欲しいんだけど」そう言ったトシオ君はなんとも不安そうな表情でした。僕は、なんだろうと思いトシオ君が犬を飼っているお寺の裏に着いていきました。


「アレ見て」と言ったトシオ君が指差した先には紐でつながれた2匹の犬がいました。拾ってから1ヶ月くらい経っていたでしょうか。2匹とも大きくなっていました。しかし、様子が少し変です。一匹はつないであった紐を引きちぎる勢いで暴れまわっているのですが、もう一匹はぐったり横たわっています。




「どうしたの?一匹元気がないじゃん」


「うん…それがさぁ…」




トシオ君は唸りながら首の紐に噛み付いている一匹を抱え上げ私にこう聞きました。




「コレ犬?」




私は変な事を聞くなぁ、と思いつつその一匹をよく見ました。




熊でした。




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(終)
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