(※怖いの苦手な人は閲覧注意) 
 
 
「…めでたし、めでたし。」

「ねぇお父さん、もう一個絵本読んで」

「今日はもう遅いからまた明日にしような」

「えー」

「じゃあ電気消すぞ」



――カチッ



「…ねえ、お父さん」

「んー」

「この前お父さんがお話してくれた『マックロイ』は今どこにいるの?」

「ああ、マックロイか…」

「うん」

「もう夜も遅いから、家の近くにいるかもしれないな」

「え、うちの近くにいるの?」

「ああ。マックロイは遅くまで起きている悪い子を探しているんだ。」

「でも、お布団に入ってたらだいじょうぶなんでしょ?」

「だめだめ。寝たふりしてただけじゃマックロイに食べられちゃうぞ」

「ど、どうしよう…まだ眠くないよ」

「じゃあ、目をつむってじっとしていなさい。」

「う、うん」





「…だめだ、ぜんぜん眠れない…ねえ、マックロイは今どの辺にいる?まだだいじょうぶ?」

「だいじょうぶ、だいじょうぶ。まだ遠くにいるから、ほら目をつむりなさい」

「はあい…」

「…」



+++



(ねえ、おとうさん…)

(…どうしたまだ寝れないのか?)

(マックロイってどれくらいの大きさ?)

(そうだな…お父さんよりもずっと背が高くて大きいぞ)

(お口は大きい?)

(うーん…大きい方だろうな)

(髪の毛は長い?歯はいっぱいはえてる?目は大きい?)

(いや、髪はないと思うぞ…なんだ急にどうした?)

(ううん、だ、だいじょうぶ…ちょっと気になっただけ…)

(だいじょうぶだよ、今日はもうマックロイは来ないから)

(もう寝るね。おやすみ)

(ああ、おやすみ…)





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●トナリグミ  ●Author→組長

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