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―――ある別れ話の一節

「わかってるの、悪いのは私の方だって事は…。あなたといるとね。落ち着くし、本当に好きだよ。でもね、それって…お兄ちゃんを好きって気持ちと同じだって気づいたの…」





これは、私が大学生の頃付き合っていた女性から言われた別れ話の一節である。

皆さんは、この一文をご覧になってどう思われただろうか?

どうせおまえが情けない男子だったんだろ、と思ったのか、はたまた、

なんてわがままな女子なんだ、と思ったのか。



おそらく大概の方が、前者的な感想を持ったと思う。

どういう付き合い方をしたらそんな振られ方をするのか、

情けないのは気持ちというより、粗品的なアレの方だったんじゃないのか、

そう思われたと思う。



今となっては事の真相を知ることはできないが、

この当時の私はこう思っていた。

彼女にとって私が「お兄ちゃん」という存在である限り、

私は「妹」である彼女と付き合ってはいけないのだ、と。

無意識的にそう思っていた。





だって兄妹で付き合っちゃいけないからね。





お兄ちゃんというフレーズは相手があまり傷つかないし、しかもその原因を相手に転嫁できる。

男性側はお兄ちゃんという言葉を聞くと不思議と自分に責任があるように感じてしまう。

実際の原因が女性にあったとしても、お兄ちゃんというフレーズに妙に納得してしまうのだ。


 

しかし、もしこれが男女逆の立場だったらどうだろう?





「わかってるよ。悪いのは俺の方だって事は…お前はすごく暖かくて、すごく優しい。お前といるとホントに落ち着くよ。今でも好きって思う…でもな、それって…お姉ちゃんを好きなのと同じ感覚なんだよね…」




いやいやいやいや。

付き合っている彼女に「お姉ちゃんみたいだから付き合えない」って、そんな別れ文句はないよね。

一部の方を除いて「お姉ちゃん」と「彼女」は絶対に結びつかない。

「お兄ちゃん」と「彼氏」も同じだ。

付き合う前の段階ならまだしも、少なからず半年以上は付き合った後に

お兄ちゃんみたいだから付き合えないってありえないでしょ。

おそらく彼女が私に言い放った「兄妹みたいだから付き合えない」

っていう別れ文句はウソだったのだと思う。




いずれにせよ、今更どうこう言っても私がふられたのは紛れもない事実で

その当時の彼女が返ってくるわけでもない。

もちろん後悔なんて微塵もないわけだが、今回の話で唯一残念なのが

私が一人っ子だという事である




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●トナリグミ  ●Author→組長

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