夜もだいぶ更けた頃
男と女を乗せたタクシーが男の住むマンションの前で停車した。




「ごめんね、こんな時間まで付き合わせちゃって」


「全然大丈夫です、男さんといっぱいお話できてすごく楽しかったです」


「ほんと~?そんな風に言ってもらったらまた誘っちゃうよ~」


「私でよかったらいつでもお付き合いしますよ」


「ありがとう、次も楽しみにしているよ」




男は胸元から一万円を取り出し見えないように女に渡すと
素早くタクシーから降りた。




「男さん、これ」


「足りなかったら出しといて」


「逆にすごい余っちゃいますよ」


「じゃあ、余ったらその分で飲みに行こう」


「はい」




男は女を乗せたタクシーを見送った後
鼻歌混じりでマンションの中へ入っていた




「ただいまー、遅くなってごめんね。いやー部長のカラオケにつき合わされちゃってさー・・・」




マンションのリビングに入ると、真っ暗な部屋に話し始める男。
しかし、男の呼びかけに反応はなく、部屋は静寂に包まれていた。
男が電気をつけようとスイッチに手をかけると
突然目の前に・・・






一緒に暮らしている女が現れた







ずいぶんかわいらしい『部長』さんですね
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●トナリグミ  ●Author→組長

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