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まさかラブホテルの部屋に黒板と教壇が備え付けてあるとは。

さすがに、オーナーさんには聞けなかったが、

教壇まである事を考えると、おそらくかなり強い需要があるのだろう。

「ここですね」

オーナーさんは天井中央部を指差した。

見ると天井に薄茶色く染みができていた。

私はオーナーさんに天井裏をみたり色々調べなければならないので、

調査に時間がかかることを伝えた。

するとオーナーさんは調査が終わったら声かけてと言って事務所に戻っていった。

私はこみ上げてくる笑いをこらえるのに必死だった。

オーナーさんがエレベーターに乗った事を確認すると

私はいよいよ「ラブホテルに一人」という状況になった。

普通であればありえない状況である。



仕事モードから一瞬でシフトダウンしてしまった私は両手を合わせもみながら、

部屋を徘徊することにした。

もちろん仕事はちゃんとするつもりだったが、

見た事のないホテル設備に対する興味を抑えることはできなかった。

ごめんなさいオーナーさん、ちょっとだけ見せてください。

そう心でつぶやきながら部屋を徘徊し始める。

すると、早速シャワー室の外側に不審なボタンを発見。

押しては駄目だとわかっている。

仕事と関係ない部分は基本的に触れてはいけない決まりだ。

絶対だめ。そう、上司に教え込まれてきたのだ(ポチ)



私が壁のボタンを押すと、鏡面仕上のパネルだとおもっていた壁が、

なんと一瞬で透明なガラスに変わった。

もう一度ボタンを押すとガラスから壁に戻った。こりゃすげー。

ポチポチ連打する度に、曇りガラス→丸見え→曇りガラス→丸見え→っていうね。

無意識のうちに良からぬ妄想が頭をかけめぐる。

すばらしいエロトリックである。



次に目についたのはベット。

ものすごい彫り物がほどこしてあり、バロック調というのか、

北欧系というのかよくわからないのだが見た目超豪華。

綺麗にベッドメイキングされている。

ここでベットにダイブしたい衝動にかられる。

超飛び込みたい。

見るからにフンワリなベットにダイブした。

たぶん一人でラブホテルにいる事なんて一生ないだろうし、

ふっかふかでめっちゃ気持ちよさそうだし、

でももしばれたらめちゃめちゃ恥をかくだろうなぁ。うーん。

旅の恥はかき捨てっていうし、

というか旅じゃなくて仕事だし。

仕事って言っても誰かに監視されているわけじゃないし。

後でもとに戻せばいいし。

私は次の瞬間両手を広げ

鳥になった。

(つづく)

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●トナリグミ  ●Author→組長

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